一億総フリーランス時代の リーダーシップ

会社という概念が無くなり、フリーランスという働き方がますます増えていくこれからの時代。一億総フリーランス時代を生き抜くための戦略とは?そして、これからのマネジメントやリーダーシップのあり方について考察するブログです。

フリーランスと会社勤めの違い

以前は請負業者とフリーランスの違いについて述べました。

今回は、フリーランサーと会社勤めの暮らしには

どれほどの違いがあるのかというお話です。

フリーランサーが会社勤めと比べてどうなのかという視点で述べていきましょう。

 

 

▼すべて自己責任
 

 フリーランサーが会社勤めと最も違うのは、責任の重さです。

 好調であろうと不調であろうと全ての責任が自分一人にのしかかり、

 誰にも転嫁することのできないシビアな業界です。

 地雷クライアントに引っかかるのも自己責任ではありますが、

 さすがにその情報はフリーランサー間で共有されますね。
 

 会社勤めであれば、何か問題が起こっても誰かのせいにして

 知らんぷりを決め込むことさえ可能です。

 さすがに責任の所在をうやむやにして過ごすようでは

 社内全体で無責任な仕事ぶりが蔓延しますので、

 明確に責任を負う誰かが必要となりますが。

 

 

▼超実力主義
 

 フリーランスは実力がものをいう世界です。

 依頼で力を示し評価されれば、次々と依頼が舞い込み平社員では

 あり得ない収入を得ることさえ出来ます。

 その反面、実力が低ければ依頼は来ず収益が出ませんし、

 依頼があっても不当に安い報酬でこき使わされるだけです。

 信用も知名度もない活動初期は自分自身を営業して

 回らねばならないこともあるでしょう。
 

 冷酷なまでの実力主義を会社勤めで経験することは少ない筈です。

 プロジェクトリーダーを担ったり出世がかかったりすれば

 実力は必要となりますが、常時求められるという訳ではないですよね。

 社名を出すだけで信頼構築が完了するのは会社勤めならではの強みです。

 

 

▼人間関係はどちらも必要
 

 人間関係に疲弊してフリーランサーに転向した人も大勢いますが、

 結局フリーランスもクライアントとの折衝や自分自身の営業など

 他人と関わる場面はつきものです。

 寧ろ会社勤めよりも難しい対話となるでしょう。
 

 ただ、会社勤めと違い職場でのパワハラやいじめを心配する必要はございません。

 仕事ぶりで黙らせてきたタイプならば、フォーマルな対話スキルさえあれば

 フリーランサーでも上手くやっていけることでしょう。

 

 ただし、フリーランスと会社員で必要なコミュニケ―ション能力が異なる

 ということはご存じでしょうか?

 

 これを知っているのと知らないとでは、大きな感覚の違い等がありますよ・・・

 とだけ言っておきます。

 

 

最後に、、、

会社勤めでは組織に合わせねばならず、

給料も爆発的に伸びることはありません。

しかし、様々な場面で会社に守られていることが

フリーランスにない強みと言えます。

会社勤めでもトップであれば

フリーランサーに勝るとも劣らぬ厳しい暮らしとなりますけれども。

 

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タダ働きは誰だって嫌

 

皆さんは、マインドフルネス瞑想をご存じでしょうか?

これをするだけでデキる人間になれるのです…

 

 

と宗教人っぽい言い方をしましたが、これは本当に証明されているようで

集中力がアップしたり、リラックスした状況を作り出すことが出来ます。

 

 

話題がいつもと違う・・・とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、

いいえ。これは今からお話しすることにも関係しています。

 

 

フリーランスといえども、ストレス社会ということをお忘れなく。

 それでは、そろそろ本題へ。

 

 

Twitterを見ていると時々イラストレーターやデザイナーが

「タダ働きを頼むなんて非常識だ!」という旨の意見がRTされている事があります。

「友達から依頼を受けたが『友達価格でまけてくれ』と言われたので縁を切った」

と、著名なイラストレーターもボヤいています。

 

 

フリーランサーが目の敵としているのは

「タダ働きを頼むクライアント」です。

自己責任主義フリーランス界では数少ない「他人を恨む正当な理由」で、

同業者間では地雷クライアントの情報を共有したり

軽々しく薄給で受けぬよう呼びかけ合ったりしています。

 

 

それほど、金を払いたがらない人を激しく嫌います。

タダでやるとしたら完全に向こう側の好意です。

 

 

少し考えれば当然とわかります。

仕事を仕上げるには労力と時間を要しますよね。

それがお金にならないというのは非常に馬鹿げたことです。

タダ働きは収益のない仕事ですから、代わりの報酬がない限りあってはなりません。

 

 

「技術は減るもんじゃないでしょ」と食い下がる者もいますが、

その技術を養うために多くの時間や資源を犠牲にしてきています。

魔法のように望んだ品を出してくれるというのも酷い勘違いですね。

 

 

タダ働きさせるとサディズム的快楽にでも満たされるのでしょうか。

なぜかその経験を武勇伝や人脈自慢として語る傾向があります。

特に生前のやなせたかし氏はご当地キャラを欲しがる自治体にとって

格好の的だったようで、自治体役員にとってやなせ氏の手掛けた

ご当地キャラをタダで得ることはステータスでもありました。

 

 

相手も自分自身を経営している自営業に近いので、

その辺りを配慮して相応の代金を払うべきです。

値切りなどせずとも下請け会社よりは確実に安上がりですし。

 

 

どうしても安価で頼みたいのならば、

新米フリーランサーをあたるしかないでしょう。

始めて間もないフリーランサーには市場価値が付けられていませんので、

プロデュースするつもりで契約するのです。

 

 

出来栄えは保証しかねますが、

経験の浅い層にダイヤの原石が混じっているかもしれませんよ。

 

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続・フリーランサーの特徴

フリーランサーは会社組織に属さず、原則一人で活動しています。

その業態は、社内や他社への委託とは一線を画した

メリットとデメリットを形成しています。

 

 

それが具体的にどうなるかのお話をもう少しだけ致しましょう。

フリーランスのメリットだけを引き出せる委託が出来るといいですね。

 

 

▼コストがかからない

 
 フリーランサーは安く済むとよく言われます。

 なぜならば、下請け会社ではないからです。
 

 実際に下請けの仕事をされているのでしたら分かりやすいでしょうが、

 仕事を受けて納品する間は会社を回していますよね。

 それこそ、報酬を上乗せされなければ利益が出ないほど

 経費を出して働いている筈です。会社の中は色々ありますから。
 

 その点、フリーランサーには組織経営というものがありませんので、

 コストはかさみません。下請け会社よりも圧倒的に安いコストで

 成果を得ることが結果として可能になるのです。

 しかし、さすがにタダ同然の薄給では動きません。

 ケチり過ぎると「無償での働きを要求する地雷クライアント」

 としてフリーランサー間で共有され、信頼を失います。

 

 

▼必要な時だけ頼める
 

 社内にこのような業務はないでしょうか。

 「いつもは閑職。でも必要なときは本当に必要。

 でもでも必要なときはひと月程度だしそれ以外は本当に何もしない。

 切るに切れない……」と悩ましい微妙なポジションの業務です。
 

 そうした業務を、必要な時だけフリーランサーに頼れば経費削減だけ叶います。

 少数経営の企業が急に人手を欲した時にも役に立つことでしょう。

 フリーランサーは完全に独立した存在ですので、

 必要な時だけ頼っても意外と問題ありません。

 クライアントとしての質が悪ければ向こうも簡単に捨ててくるのですが。

 

 

▼一芸に長けている
 

 後ろ盾なしに己の才能ひとつで食いつないでいる訳ですから、

 知識量は保証されています。

 ただ、何でもそつなくこなすわけではありません。

 

 HP制作にしても、デザイン・サーバー管理・プログラミング・

 SEO対策と様々なことが必要とされますが、

 フリーランサー1人が請け負えるのは極めて狭い分野だけに限られます。

 

 

単に「ページ作りたいな」というだけでしたら、

HP制作を請け負う企業に任せた方がいいです。

逆に「デザインだけ」と一点だけ足りない状況では

フリーランサーの出番となるでしょ言う。

 

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フリーランサーの特徴

フリーランスで扱う仕事は多種多様です。

ライティング・Webデザイン・HP運営・プログラミング

等々ございますね。

 

 

ですが、その仕事を受け持つ社内部署や

契約他社を構えていることもあるでしょう。

つまり、会社組織に属していては出来ない仕事

という訳でもないのです。

 

 

アナウンサーにしても、局アナだろうとフリーだろうと、

アナウンサーの仕事自体に大きな違いはありません。

それでも、フリーで暮らしている人は確かに存在します。

 

 

フリーと会社所属のどちらが良いかは、

委託する仕事の質や量などによりますので、

最終的にどこへ委託するかは

自分の正しいと思った委託先へとしか言えません。

 

 

そこで、2度に分けてフリーランサーの特徴について解説の機会を頂きます。

特徴であるからして、良いほうにも悪いほうにも振れていくものです。

最終的にどういった仕事を委託すればいいのかは次回に預けましょう。

 

 

▼一般的な勤務時間に囚われない
 

 いきなり意外な事実です。そうでもないですか?
 

 フリーランサーは平日の日中しか活動していない訳ではありません。

 土日祝や深夜でも相談に応じてくれる場合が多いのです。

 うまく話を付ければ会社が休んでいる間も業務を回し続けられます。
 

 ただ、あり得ない時間に働くことはあり得ない時間に休むことでもあります。

 委託の前に、働いている時間帯ぐらいは確認しておきたいところですね。

 

 

▼基本一人きり
 

 大抵のフリーランサーは個人で活動しており、

 チームを組んでいてもごく少人数です。

 そのため、あまり大きな仕事は任せられず、

 先約が多いと受け付けてくれない場合もあります。

 無理して受けようとするフリーランサーもいますが、

 確実にパンクしますのでやめた方がいいでしょう。

 

 では、どんな人が向いているのか?

 ここでは詳しくは言いませんが、これに該当する人は

 フリーランサーを志望されてもよいのでは…?
 

 

マンパワーは少ないですが、

その分情報伝達は素早く急な変化にも柔軟に対応できます。

窓口も作業も同一人物が行いますので、

説明さえ上手くできれば誤解されずに臨んだ成果が返ってくることでしょう。

 

 

フリーランスの特徴としましては

就業規則や社則に縛られない」「一人でやっている」といったところでして、

実はこの2点でほとんど全てが解説できます。

 

 

しかし、具体的なメリットやデメリットについては

もう少し把握しておかないと、上手な委託はしづらくなるでしょう。

ゆえに、次回へ続きます。

 

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フリーランスになる理由

フリーランサーになると言い残して辞めていった…」

「退職した社員がフリーランスをやっていた…」

そんな経験はありませんか?

 

 

その有無にかかわらず読んでいただける軽い話題なのですが、

もしフリーランスへの転向を理由として

人材を失う未来を危惧しているのでしたら、

対策を講ずる一助にはなれると思います。

 

 

最近は、人工知能の普及やドローンの出現など

まるで昔の漫画のような世界が実現しつつあります。

 

 

このように一目見た時はどんなに奇天烈なものに感じるものでも

誰かが必要としたときには、それは一瞬でどんどん世界へと

普及していくような世の中になりました。

 

 

フリーランスという分野が現代で広まっているという事も

需要があってこそ広まっているものだと思います。

 

 

少し違った観点も含まれていますが、このような記事を見てから

下記の記事を読んでみると面白く感じるかもしれません。

サバイバルを制する企業になるためには

 

 

さて、話は戻って、フリーランスを始めるきっかけというのは色々あります。

前の記事では、氷河期世代の最終手段だとか

職場関係に疲弊しての選択だとか推測を並べていましたが、

事はそう単純でもないようです。

 

 

▼故郷に残した老親
 地方に残した親を呼ぶことも出来ず、帰郷を余儀なくされるケースです。

 呼べない事情は様々で、子が帰郷しないで済む方が稀とも言えます。

 地方に就職先がないので、フリーランスで全国から仕事を募るしか

 方法がなくなる……という流れでフリーランサーとなります。
 

 だいたい不可抗力ですので、これを理由とした離職を止めるのは

 ほぼ不可能です。東京一極+超高齢社会のコンボで

 こうした事例は続々出ることでしょう。

 

 

▼元からそういう目的
 企業でキャリアを積み、スキルアップをしてから

 フリーランサーへ転向するケースです。

 企業からすればまさしく「ゲスの極み」ですが、

 人材を選ぶ時点で間違っていたとしか言えません。

 確かに面接でそんなキャリアプランを正直に話すような人など

 居ないのですけれども。
 

 就職後にフリーランスの道を知って志すという場合もあります。

 なんにせよ、ミスマッチだったとして諦めるほかないでしょう。

 

 

▼会社の人間関係
 結局この理由は外せませんでした。

 行く先々でパワハラ上司や無礼な部下に当たって精神を病み、

 会社組織での労働に向かないと感じてフリーランサーになるケースです。

 その人だけがフリーランサーへ転向するのであれば、

 完全に本人の選択なので会社に落ち度はありません。

 しかし離職率が絡むと会社に直すべき点も出てくるのではないでしょうか。

 

 

結局、フリーランス自体が離職を招くわけではないのです。

とはいえ、費やした教育費を考えれば

易々と人材を手放すわけにはいきませんよね。

 

 

フリーランサーは過剰な実力至上主義で後ろ盾もないリスキーな業態です。

失敗談で迷わせるのもいいですが、副業で始めさせて

クライアントから実力を測ってもらうのが

最も無理のない引き止め方だと思います。

 

 

言わずもがな、副業禁止の社則を設けていない方が有利ですね。

 

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新たな労働スタイル「フリーランサー」とは

はじめまして!

 

 

最近「フリーランス」という労働スタイルが確立されていますね。

これは会社組織とは全く異なる勤務形態なので、

得体の知れない存在としてしか認識していない方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

フリーランスに対してどう考えているのかはそれぞれ異なると思います。

 

 

試しに「私とフリーランス」という題名で作文を書いて応募させれば、

様々な意見が出そうです。

 

 

ひとつ確かなのは、これから働く中で

フリーランスの影がちらつくようになってくることです。

それがどのような形や意味かまでは限定しようがありません。

 

 

フリーランスとどう向き合うにせよ、

会社組織として必要になってくるのは

集団をコントロールするマネジメント能力やリーダーシップ、

時々チューニングです。

敵とするも味方とするも集団を制御する力は別々の形で求められます。

 

 

その辺りの広汎かつ込み入った話は次回以降にしましょう。

今日はフリーランスと、それに携わる

フリーランサーについての基礎的な解説を致します。

なんでも初回はガイダンスですよね。

 

 

フリーランスとは、決まった団体に所属せず

その時々の契約で仕事を請け負う傭兵のようなものです。

どのチャンネルでも顔を出すフリーアナウンサーが最も分かりやすい例となります。

なお、派遣社員はあくまで派遣会社に所属しているため

フリーランサーとは定義されません。

 

 

何処にも所属していないということは、

誰でも頼めるということでもありますので、

優秀なフリーランサーには仕事が続々舞い込み、

尋常ならざる稼ぎを得ています。

 

 

ただ、孤独という弱点を常に抱えており、

能力や人脈に欠けていれば全く稼げないシビアな労働スタイルと言えます。

毎年確定申告をせねばなりませんし、保険や年金にも加入せねばなりませんし。

 

 

厳しい実力主義ですが、それでもフリーランサーが増えているのは、

雇用情勢の変化からでしょう。

 

 

何処にも就けなかった氷河期世代が最終手段として選んだのもあるでしょうし、

職場の人間関係に疲弊した人がフリーランスを始めたというのもあるでしょう。

明確なデータがありませんので、この辺りは憶測の域を出ません。

 

 

何にせよ、いろいろな働き方が増えてきているのは

悪いことでは決してないように思います。

 

 

 

フリーランスに関しては、まず原因をあれこれ探るより

これからの時代にフリーランスとどう向き合っていくかを考える方が大事です。

そう言いつつもやはり原因は気になりますよね。

 

 

人材がフリーランサーになると言い出して抜けない為に、

次回はそのお話をします。

 

 

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